第25回おたる運河ロードレース大会2013/6/16

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会場の色内ふ頭公園
会場の色内ふ頭公園

2013年は私の3年計画の最後の年でフルマラソン歩かず完走の目標設定していましたが、この目標は洞爺湖マラソンでとりあえず達成。ただ、私のフルマラソンへの憧れは2011年走り始めた年の北海道マラソン応援が契機でした。社内の後輩が出場するとのことで当日はゴール近くで応援をしていました。40km以上も走ってきてへろへろになりながらも必死に走っているランナーに感動したからです。この時からいつかは北海道マラソンを完走したいという夢(当時は目標とまではっきりとした自覚はありませんでしたが・・・)を持つようになりました。2011年札幌マラソン10km2012年仙台国際ハーフを完走し、やっと夢ではなく目標とすることができるようになりました。今年は北海道マラソン歩かず完走が最終目標です。それまでの大会は最終目標を達成するためのステップとして位置づけています。その意味では洞爺湖マラソンの完走はフルマラソンを走るときのいろんな意味での参考になる経験だと思っています。さて、今回のおたる運河ロードレースはなにを目標にしたら良いのだろうか? 洞爺湖マラソンが終わってからずっと考えていましたがなかなかまとまりません。まず、ペースをどう設定したら良いのか。一人で練習のときは大体10~12kmくらいを6分30~40秒/kmのペースで走ることが中心。トレーニングの一環としてそれと同じペースで走ったほうが良いのか。あるいはハーフマラソンとしての記録を狙ったら良いのか。

現在約10日に1回のペースでランニングの講座を受講しているので講師やコーチにも相談しましたが、なかなか決断できず当日を迎えることとなったのです。

スタート付近
スタート付近

当日の朝4:45起床。

車で会場に行く手もあったんですが、昨年の大会では駐車場探しで難渋したという書き込みをみてJRで。森林公園から小樽までの直通があるのでそれを利用。約1時間の乗車時間。今回うちの奥さんも10km挑戦ということで一緒です。駅まで歩いていくといかにもこれから走りますといういでたちの人もちらほら。この界隈にも大会出場者がいるんだ・・・。各駅に止まるたびにそれらしい人は増えていきます。小樽駅は予想通りランナーであふれかえっています。歩いて会場までと思いましたが、直通バスがありそれに乗り込み8時頃会場へ。結局歩くのと大体同じ時間に着。天候は霧。直接日光が当たらずむしろ快適です。大会本部で受付を済ませナンバーカード等受け取り開会式に出席。説明の中で交差点・横断歩道で交通状況により走行を停止することもある旨の注意あり。大丈夫? ちょっと不安になる。競技はハーフ、10km、5km、2.5kmで3186名の参加人数。ハーフは1829名。自己申告2時間以内の一番後ろに位置取り。さて、今回の戦略は? 最後まで考えがまとまらず、結局成り行き任せ。辛くないようにがんばる。時計は見ない。といういつもよりもいい加減な戦略となりました。

↓スタート直後の映像です。

スタートの号砲とともに出発進行!! ロスタイムは2分くらい? 色内ふ頭公園を半周し、公園外へ。

すぐにおたる運河を左手に見ながら南下します。右手には小樽市博物館、ホテルノルド小樽、なぜか洋服の青山。沿道には観光客の大きな声援です。ここで運河は途切れますが北一ヴェネツィア美術館やら北一ガラス舘やら観光名所が続きます。このコースは10kmでもほぼ同じルートですので、うちの奥さんも30分後には通過するはず。しばらくいくと最初の上り坂が。下見のときもここの坂は要注意でこのあとにも高速道路に入る上り坂があるのでここで無理をしないようにと奥さんと確認したところ。この時点でペースが気になり時計を見ようとするもいかんいかん。苦しくない程度に力いっぱいと思うもチラッと見ちゃう

本当に意志薄弱。6分/kmくらいか・・・。上りはちょっと前傾気味に歩幅を短くして飛ばさなくいいからねと自分に言い聞かす。上りも思ったより距離はなくすぐに下りが。ここもあせらずスピードを抑えて上りでの呼吸の乱れを整えるようなつもりで・・・。でもペースが気になる。国道5号線に出て小樽築港駅へ。このあたりで一回目の給水。給水カップデカい!!。トイレが心配で出走前の給水が不足気味だったせいか口の中はからから。一口二口水を含ませ先を急ぎます。国道5号線からオロロンラインに入りトンネル前で左に折れJR函館線の上を越えて色内ふ頭公園方面に折り返します。ここからの見晴らしは最高。右に小樽港、左にイオンなどが入るウイングベイの大きな店舗、そして観覧車。iPhone持参のみねごんとしてはぜひ写真にとっておきたいと思ったもののそんな余裕はなし。自分のペースが速いものかそれともいつもどおりなのかトンと見当がつかない。だた、呼吸は若干苦しいかも・・。さっきから愛機ガーミン君が心拍数160bpm越えの警告音が鳴っている。しばらく直進し勝納埠頭フェリーターミナル辺りを越すと係員の若い学生さんでしょうか大きな声で声援とランナーを中央埠頭の倉庫群への道へ誘導しています。10kmはここを直進するようです。中央埠頭をコノ字に周りきったところで10kmのトップを走る選手でしょうか左手からすごいスピードでゴール方面に疾走していきます。桁違いに早い。特に道幅が狭く目の前の近いところを走るのでなおさらその速さを感じます。やっとのことで色内埠頭公園近くの第2給水所に。今度は少し多めに給水。ここからまだ小樽水族館まで往復しなければなりません。出発前は霧が立ちこめ涼しかったはずなのに今は霧も晴れやたらに暑く感じます。ただ、やっぱり港町。時折吹く海風が気持ちいい。ガーミン君の警告音を聞きながら北上を続けます。途中ホーマックの駐車場内を走ります。日曜日の買い物客が駐車場から店舗へ移動するのを係員が誘導しています。大きな荷物を抱えた人もいます。それを横目で見ながら先を急ぎます。しばらくいくとハーフのトップでしょうか早くも折り返してすぐ脇を通り過ぎますが、苦しそうです。私も苦しいです。そのうちトンネルが見えてきましたがぞくぞくと先頭集団が通り過ぎていきます。片側の車道を水族館からゴールに向かう人たちと、水族館に向かう人がすれ違います。トンネル内は暗くてよく見えません。すれ違うのが結構怖い。そうだサングラスをかけていたっけ。サングラスをはずします。お~~よく見える。そしてトンネル内は涼しい。トンネル3つ通過。きっとまだまだと思っていたら突然折り返しのおたる水族館。今度の給水はデカ紙コップすべて飲み干す。もと来た道をゴールに向かいますが今度は逆の立場で水族館方面に走るランナーの様子を見る余裕があります。途中あと3kmのコール。いつもだとあと3kmと思えるのがなぜかあと3kmもあるの。何でこんなにつらい思いをしているのかマイナス思考が・・。こんなこと以前にもあったなぁー。あれは初めてのフルマラソン2012年の札幌・豊平川市民マラソン*。とりあえずフルってどんなもんかという軽い気持ちで出走したやつ。ヴァーム500L。塩飴。ブドウ糖。エナジージェル。たくさん腰につけてちゃぷちゃぷ走りましたが16kmくらいでいやになったあの忌まわしいフルマラソン。いかんいかんもう少しの辛抱。ホーマックを通過し色内埠頭公園の外回りを一周。エー半周でゴールでなかったっけ。もう半周? 相変わらすガーミン君は吠えています。

いつもだと最後の力を振り絞り最後の直線でごぼう抜きをしていましたが、今回はそんな力は全然なし。余計なことをする余裕はないものの意地でゴール前にiPhoneでぱちり。はぁやっとゴール。ガーミン君ストップボタンを押して確認。

2時間8分20秒

結構 早や!!

 

正式タイムは2時間8分34秒で完走!!

 

時計を見ないで走った初めての経験でした。

その後奥さんの記録を見てびっくり。

10km 58分32秒

6分/kmきっている!!

私も10km1時間切りは経験なし。思ってもみない身近な人が突然ライバルに・・・。

もう奥さんと一緒に10kmは走れないかも・・・(T_T

 

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当日のラップデータなどを確認できます

参加賞です。私と奥さんの分。LSDなど長距離ランなんかに利用できそう。

YouTube yujin jpさんからの引用