10km編#1

陽だまりロード
陽だまりロード

・ランニングを始めたきっかけ

小学生ころは100mなどの短距離には自信があり学校対抗では背が小さいにもかかわらず選手として出場したこともありましたが、中学、高校生時代の授業で長距離となるとさっぱりでした。高校入学するとソフトテニスクラブに入部。全道大会に出場するもその実力の差を痛感。大学でもテニス継続予定でしたが、テニスコートを走り回る先輩たちを見ていてこんなことしていてなんになるのか?なんてあえなく目標変更。ESS(english speaking society)に入部。それ以来運動とは無縁。サラリーマン時代にお付き合いゴルフをするくらいでした。

50歳を過ぎたころから右膝痛が現れる。整形外科受信しても問題なしとの診断。テニスをしていたころは体力には自信があり下半身とくに大腿部は太く同僚と比べてもしっかりしていたと自負していましたが、長年の運動不足で見る影もなし。やはり運動は大事だと通勤時なるべく歩くことに。自宅から最寄り駅まで約20min、仙台駅から職場まで20min。往復だと結構な運動量になるとウォーキング開始。しかし、右ひざの痛みはよくなるどころか悪化。あえなく挫折。今考えると革靴でのウォーキングはかなりの負担がかかっていたと思います。

定年後も1年毎の再雇用・嘱託として勤めることとなりましたが、そのころから退職後に何をして生きていったらいいのか考えるようになりました。車でキャンプをしながら日本全国まわろうかとか、世界一周旅行に行こうか、いやいやボランティアで生きがいをとか。そんなことを考えているとき突然2011年1月付けで仙台から札幌に転勤。たまたま転居先のマンションの目の前にジム&陽だまりロード(自転車ロード)。


とりあえず今後何をするにしても健康が第一。特に下半身の強化は必須。手っ取り早いスポーツとしてランニングでも始めようかとの軽い気持ちから始まりました。ランニングを始めるにあたってやはり目標が必要だと思い、とりあえず今年中に10km走れるようにということで10月2日の札幌マラソンにエントリー。歩かず完走を目標としました。そして来年(2012年)はハーフマラソン(21.0975km)を2013年は冗談半分でフルマラソン(42.195km)を歩かず完走としました。

ATHLETE CLUBで購入した初代ランニングシューズ
ATHLETE CLUBで購入した初代ランニングシューズ

・10km目標 ランニング始動

62歳になった年の5月からジムに通い基礎体力のupとランニングに関する情報収集、主に金哲彦先生のご著書「ランニング・メソッド」を参考に活動始動。このご著書の中で一番記憶に残っていることは姿勢の重要性(ランニング時の姿勢はもとより立ち姿も含めて)とシューズの重要性でした。特に私の場合は膝に爆弾を抱えていることもあり少しでも負担が少なくなるようシューズ専門店(Athlete Club)に相談。

シューズ&インソールをオーダーしました。完成まで約2週間かかるとのことでそれまでジムで筋トレに励みました。シューズの出来上がりは6/4(土)。そして走り始めたのは次の週の土曜日6/11でした。このころランニングをするにあたり気がかりなことが2点ありました。ひとつは膝関節痛ともうひとつは心臓。実は数年前から左背中あたりのしびれと凝る様な痛さがありこの原因が歯からくるのか心臓疾患に起因するのかはたまた単なる筋肉痛かという疑念でした。そのため走行中の心拍数チェックは必須と考え心拍計付GPS時計の購入を考えるようになりました。

小野幌公園
小野幌公園

さて、6/5はオーダーシューズのフィッティング確認のため大谷地から小野幌公園までの陽だまりロードを歩いて往復。約3.6km、30min間のウォーキング&ランでした。フィット感も上々。早速6/11(土)は初JOGに挑戦。最初は高校時代の走る感じで飛び出してみたものの100mも走らないうちに呼吸困難に陥る。気を取り直して陽だまりロード3.6kmを7min45sec/kmで。2kmくらいでなんとか走れそうな気持ちに。第2回目JOGは翌日。やっぱり完走できず途中にウォークを入れる。そして1週間後の19日第3回目のJOG。意識してゆっくり8min19sec/kmで30min。やっと3.6km歩かず走れるようになりちょっと自信が出てきました。しばらくはこの3.6kmのスローJOGを続けていました。そんな時たまたま東京出張の機会があり水道橋のスポーツショップにGarmin Forerunner 210 GPS 心拍計付を購入に。しかし心拍計付きの在庫がなく結局札幌に帰ってきてネットで購入となる。

GPS時計は心拍チェックに便利だけでなくどこをどう走っても距離と時間を計測できるためルートを前もって決めなくても走行距離とペースをつかめることが非常に便利です。また、購入元の(株)travel-dbではネット上に走行データーを転送することにより地図上に走行ルートやペース、消費カロリーなどの確認が可能です。


・はやくも膝痛

GPS時計も入手。土日はもちろん出勤前、退社後時間を見つけては4km弱のJOGを続けていましたが、6回ほど走ったころでしょうか早くも膝痛が発生。1週間ほど休んではまた走り始めるんですが一向に回復する様子はなし。日常生活では気にはならないのですがこんなことで10月の札幌マラソン10km大丈夫なのか心配になります。7月に入りたまらず整形外科に。気持ちの整理もないままヒアルロン酸の関節内注入。ドクターいわく「年のせいもあるのでしょう。どうしても関節腔液が不足してくるのはしかたがない。」。また、レントゲンを撮ったところ半月板に石灰化が認められました。おそらく何らかの理由で炎症を起こした後が石灰化したと考えられるとのこと。無理をすると最悪半月板断裂する可能性もあると脅されましたが、ランニングをやめろとは言われずとりあえず週1回のヒアルロン酸の注入を薦められました。ランニングを始める前にもこの膝痛でヒアルロン酸の関注を受けたことはあったんですが確かに痛みは軽減するものの関注そのものがあまり気持ちのいいものではありません。それでも関節痛を抱えながらのランニングなんて考えられずしばらく整形外科に通う決心をしました。思うに高校時代のあの太い大腿部の筋肉が削げ落ち、体を支える力が弱くなり結果関節に負担がかかっていたのではないかと。この時期は筋力トレを中心にならざるを得ない状況でした。そのためジム通いだけではなく毎朝のストレッチ、スクワット(100回)を中心とした筋トレ。すべて金哲彦先生のご著書を参考に実施。7月中はヒアルロン酸注入3回ほど施行。ありがたいことにほとんど痛みはなくなり様子を見ながら7~8kmウォーク&ランが可能となりました。8月にはいるとなんとか10kmを走りきることもできるように*。夏休みもあり走りこみに勤めました。8月末には20km超えのLSD(Long Slow Distance)*も可能に。ただし8min/kmの超LSDですが・・・・。

ところが・・・。

人間ドックでえらいことに

つづく。

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