2013北海道マラソンその後

「2013北海道マラソン速報」からのつづきです

完走メダル
完走メダル

フルマラソンは2012年の札幌・豊平川市民マラソン2013年洞爺湖マラソンに続いて3回目でした。ゴール後ストレッチャーに横になっているランナーを何人か見かけました。創成川のトンネルでも体調不良の方がいたようです。昨年は30℃前後だったとか・・。今回の北海道マラソンでは気象条件としては25℃前後で雨に降られたものの比較的気象条件はよかったのかもしれません。完走率も87.5%(10071名)と過去3番目の高い完走率だったそうです。それにしても私には過酷な大会でした。個人的には12か所にも及ぶ関門打ち切りポイントがプレッシャーでした。後半の関門では数分前通過というスリル満点のレース。ただ、イーブンペースで歩かなければ必ずクリアできるとの確信を持って走りました。

戦前今回の大会の心構えとして以下の7点を挙げました。

  • オーバーペースに注意。k6分30秒~7分をなるべく長くキープする
  • イーブンペースを心がける
  • 30km地点から勝負なのでとにかく30kmを目指す
  • 絶対歩かない。どんなに苦しくなっても脚を止めない
  • 給水・給食はなるべくこまめにとる
  • 暑さ対策としてスポンジを活用。首周りに水をかけ脳への血液の温度を下げる
  • ストレス対策としてハイタッチサポーターに力をいただく

                      そして「楽しく走る」

これらの心構えで楽しめたと思っています。

 

ところで前回の洞爺湖マラソンと比較してみるとどうでしょうか?

 

         北海道MのGross Timeは5:00:59 Net Timeは4:55:06でした。

一方の洞爺湖MはGross Timeは4:56:36 Net Timeは4:55:06。

偶然ですがNet Timeが全く同じ。

 

下図は①北海道マラソンと②洞爺湖マラソンの前半と後半のNet Timeをそれぞれ比較したものです。洞爺湖マラソンでは後半のtimeは前半のtimeに比べて8分32秒多くかかっていましたが北海道マラソンでは5分12秒で明らかに後半の落ち込みが少なくなっています。その分前半が遅かったor抑えることができたということでしょうか。コースが違うので単純比較はできませんが当初の戦略通りの展開でした。

 
  ①北海道M  ②洞爺湖M ①-②
a)前半  2:24:57  2:23:17  +1:40
b)後半 2:30:09 2:31:49 -1:40
b)-a) +5:12 +8:32  
 

洞爺湖マラソンとの一番の違いは体へのダメージ。

 前回は28km付近では足が棒状態。30kmからは極端にペースが落ちたこと。大会終了後のホテルではなぜか寒気を感じぶるぶる震えがきたこと。その夜は全身の筋肉が炎症を起こし眠れなかったこと。今回は通常の疲れや筋肉痛はあったものの特にひどい状態ではありませんでした。それでもNet Timeが同じだったということは今後の課題としてもう少しペースアップの練習が必要なのかもしれません。

もう一つ気になる点は高心拍数です。今回の平均心拍数は193bpm。最高心拍数は239bpm??? ふつう考えられないですよね。特に最高心拍数239bpmは。洞爺湖マラソンでは平均心拍数は159bpm。最高は206bpm。スタートから10kmを越すと心拍数は150bpm台で安定するのが今までだったんですが、今回はスタートからゴールまで200bpmを若干切るくらい。心拍計が正確だったのかどうかも含めて確認が必要かもしれません。メーカーとも要相談です。

 

思えば2年前の62歳。今後の健康管理としてランニングでも始めようかと軽い気持ちで走り始めたのがサラリーマン生活もそろそろ終わりに近づいた2011年6月。最初は100mもいかないうちに息切れのため歩き。片道1.8kmをあるったりJOGったりでした。その年の8月に北海道マラソンに後輩が出場するというのでゴール近くで応援。必死になってゴールを目指すランナーに感動し、いつかはフルマラソンを走ってみたい。北海道マラソン走れたらなぁ~という漠然として夢を持つようになりました。とりあえずその年に10km、次の年にハーフ、そしてその次の年にはちょっと無理かもしれないけど冗談半分にフルを走れればなんて目標を立てました。今考えてみると1年ごとの目標を掲げて練習を積み重ねることによってここまでこれたと感慨深いものがあります。ちょうど大きな山を登るときその手前の丘まで登り、次はもう少し先にある小さな山まで進んで尾根伝いに大きな山に登ったという感じでしょうか。3年越しの目標を達成した今は達成感とともに次は何を目標にしたらいいのか、軽い虚脱感の中にいます。もちろんこれからもいろんな大会に出ることと思います。東京マラソン、ホノルルマラソンも走ってみたい大会です。でもこれは夢ではありません。時間とお金とちょっとした幸運があれば出走可能な大会です。

次の大きな夢についてゆっくりと考えてみたいと思っている今のみねごんです。

 

私のランニング足跡part1おわり