2013北海道マラソン速報

「2013北海道Mプロローグ」からのつづきです

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start付近からの札幌TV塔
start付近からの札幌TV塔

2013年8月25日

スタートは9:00。10秒前からテレビ塔の時計のカウントダウンが始まります。アナウンサーがランナーに手拍子を要求します。だんだん盛り上がってきます。そして号砲。Eブロックは大通りの6丁目からぞろぞろ東に向かって移動。決してラン状態ではありません。前方には大型のスクリーンがランナーの画像が映し出されています。駅前通りから右に曲がりスタート地点まで移動。ランナーの中にはカメラに映ろうとぴょんぴょん飛び跳ねる人たちが。私も思わず万歳&ぴょんぴょん。テレビに映ったかどうかは定かではありません。今回も愛機ガーミンは南大通のstart地点の通過と同時にstartボタンをon。ロスタイムを確認すると約6分。想定より1~2分早い。ここから三越前 すすきのと繁華街を通りますが、混雑がひどくランニングというよりもみんなについていく感じ。最初の1km(地下鉄中島公園駅ちょっと手前まで)はk7分20秒とかなり遅い。ここは焦らず流れに乗って。いつものことながら呼吸が整いリズムに乗れるのは7kmすぎ。それまでは無理をしないで。右ひざ周りの違和感特に気にならず。のどの痛みは忘れてる。中島公園駅通過。左に折れ札幌パークホテルを右に見て右折をすると右手は中島公園、左手はマンション&ビル。日陰もあり走りやすくしばらく南下。このあたりで2km地点。k6分30秒のペース。流れがスムーズになったのかスタート時点に比べるとペースが上がっている。このくらいのペースであればいつもの練習ペースと同じなのでこの感じで。しばらく行くと左折して幌平橋へ。豊平川からの風が気持ち良い。豊平川は左岸、右岸とも自転車道があり、ランナーの絶好な練習コースでもあります。多少の日差しはあるものの快適な滑り出し。豊平川を渡ると地下鉄中の島駅を右折し中の島通りを南下。環状通りを通過し白石藻岩通りを左折。ここから唯一の上り坂。それまでk6分前半をキープしていたもののここからk7分にダウン。まだまだ勝負どころではないので歩幅を狭く無理をしない。地下鉄南平岸駅手前から平岸通りを左折し北上。このあたりでも大きな声でがんばれーの声援。いやいや今は頑張らずにペースを守って。ここで5kmの関門。ところがこのあたりから私たちEブロックのランナーをゼッケン番号F・Gのランナーが追い越していきます。F・Gはフルと10km付近まで一緒で道庁ゴールのファンラン11.5kmランナーです。ファンランなんだからもっとゆっくり楽しめばいいのになんて思っていましたが、あとからよくよく考えてみると各閉門時間がフルと一緒。当然スタートは我々の後からなのでロスタイムは10分以上は覚悟しなければならないはず。これは焦ります。この5km関門時間9:50。みねごんの通過時間は9:40。10分の貯金。ここで初めての給水。スポーツドリンク&水をゲット。前回の洞爺湖マラソンでは給水は歩いて確実にとりました。走りながらの給水はむせることがあり呼吸が乱れるからです。でも今回は関門が至る所にありロスタイムを考えるとそんな余裕はありません。中指を紙コップの中に差し込みコップをつぶして飲み口をつくり少しずつ口に含みます。ここで進行方向北の空を見ると黒い雲が・・・。時折吹く風は冷たく天気は下り坂か? やっぱり天気予報は当たる? しばらく行くと左手に北海学園が見えてくる。このあたりが7kmでそれまでのk7kmからまた6分台に戻る。先ほどの登った分このあたりは下りになっているようです。6分台をキープしておけば当初の目標7分との差分が後半失速への貯金となります。平岸通りを進むと途中から菊水旭山公園通りとなります。札幌では珍しく変速の交差点を左折し南8条米里通りに。ここでも給水所が。約2.5kmごとの給水は本当に助かります。今回は数多くの給水を経験してスムースに給水ができるようになりました。

創成川に沿って走る地下道。通常は車以外は通れない。
創成川に沿って走る地下道。通常は車以外は通れない。

7条大橋を渡りしばらくすると楽しみにしていた創成川に沿って走る地下車道。通常は車以外は通行できないとか・・。夏の日差しを遮ってくれ、雨は傘代わりに。ただし湿度に注意とのこと。今回は雲行きは怪しいものの雨は降っていない。地下車道に入る時点では左前方にテレビ塔が確認できますが、出るときは左後方になりおそらく振り返ってみることはないでしょう。地下車道を出てしばらく行くとJRの函館本線手前で10km。関門時間10:25を10:14通過。貯金は11分。函館本線ガード下を通過後左に折れて北大方面へ。昨年のコースはこのまま直進だったそうですが一部変更です。ここからフルは右の車道、ファンランは左と別れます。ファンランは北海道大学付近から左に折れ道庁方面へ。フルはまっすぐ北8条通りを進みます。石山通にぶつかると右折。ランニング講座受講時にこのルートを途中まで走った経験があります。一度でも下見をしていると違います。事前準備として下見は必須です。

ハイタッチでサポートしていただきました。
ハイタッチでサポートしていただきました。

この後順調にk7分を切って走行。途中楽しみにしていたハイタッチサポート隊の応援を受ける。昨年の大会で「ハイタッチ 無料」の看板写真を見てこれは今回ハイタッチさせてもらおうと楽しみにしていました。さすがに無料と書いている看板はなかったものの石山通から新川通にかけて数グループのハイタッチ隊に元気をいただく。走っているときに景色とかまわりの応援の人たち、仮装で走る人たちを見ているだけで苦しさを忘れます。こんな調子で順調にk7分を切って新川通へ。ここからが北海道マラソンの勝負ポイント。片道約6kmのほぼ直線コースを往復。呼吸の乱れはないものの20kmすぎあたりからk7分ペースにも陰りが・・・。給水地点では氷をゲット。首周りを冷やします。目線を少し下げ走路をみます。遠方を見ていると変化のない風景、折り返し地点も確認できず気力がなえそうです。中間地点を過ぎ22~3km付近からややペースダウン。k7分越え。このあたりから天候も怪しげな雲と雷。ぽつぽつ降り始めたかと思ったとたん大雨が。でも幸いなことに氷で冷やす必要がないほどの雨。恵みの雨か。天の神に感謝。と思ったところが滝のような雨で走路は水浸し&川のようになってシューズがぐちゃぐちゃ。新品シューズNIKE PEGASUSは水を吸い込みやたら重くなってしまう。おまけに風も出てきてこれも迎え風。でも前回の洞爺湖マラソンの時は25kmすぎあたりから足が棒のようになってきたものの今回はまだその兆候はなし。とにかく30kmのフルマラソンのスタートラインを目指します。それにk7分を超えてしまったとしてもまだ数秒。やっと折り返し今度はフォローの風。おまけに折り返すと後ろのランナーを確認できるので心の余裕も出るはず・・・と思ったところがとんでもないものを目にすることに。そうですあの恐れていた回収車です。大型バスが約10台ほどぞろぞろとついてくるのです。先頭のライトバンでしょうか関門閉鎖時間のアナウンスと速やかな回収車への乗車を促しています。エーそんなに余裕ないの。でも、k7分をキープしていたはずなのでこのままでは大丈夫なはず。でも、閉門時間の一番厳しい地点は28.2kmだと聞いたことがあります。ここまで来たら給水でのタイムロスは致命的。給水はするとしても効率よくおこなわなければ。そういえば前田森林公園近くの交差点には昨日の最終講義で講演していただいた北海道医療大学リハビリテーション科学部の山口先生が給食を用意して激励をしてくれると言っていただいたことを思い出す。ここでk6分台までスピードアップし前田森林公園交差点で先生の姿を探します。いましたいました手にバナナとエナジージェルを持って心配そうにランナーを見ています。私も手を振って「昨日はどうも」と声をかけてバナナをいただく。後ろからパックマンいや回収車がひたひたと迫ってきます。28.2kmの関門閉鎖時間は12:26。私の通過時間は12:20。この時点で貯金6分。なんだか貯金が少しずつ減っているような…。おまけにこの関門にも収容バスが3台ほど。係員が「無理をしないでください」のコール。そんな甘い言葉に惑わされないぞと先を急ぎます。とにかく30kmまで。引き続き目線をやや下向きにひたすら足を進めます。やっと30km通過。関門閉鎖時間12:40で通過タイムは12:33。貯金7分。雨も止んできました。今度は体温上昇。給水所の水も残り少なくなり余った氷などを配布してくれるボランティアの皆さん。ありがとうございます。新川通を左に折れる手前の私設エイドでしょうか氷をビニール袋の入れて配布中。思わずいただく。これが冷たくて気持ちいい。首に巻いていたタオルにくるんで首に巻きなおす。冷たいしずくが体から下半身に流れていきます。30kmすぎのこの氷提供で生き返る。この後k7分をキープ。洞爺湖マラソンからの進歩は30kmからの落ち込みが少ないことと、多少は下半身の筋肉がついて脚が棒状態にはならなかったことが大きな進歩だったようです。この後も目線は下目。でも印象としては思ったより次の1kmまで短く感じました。一番つらかったのは新川駅前の琴似栄町通りから左に曲がり北海道大学に向かう新川通。北海道大学に入る前までk7分20秒までダウン。大学に入るとランニング講座で何回か走ったことのあるコースなので元気が出てくる。大学内の40km関門通過13:45。関門閉鎖時間13:50。貯金5分に目減り。北大内の緑の中を駆け抜け最後の関門 道庁41.6kmまで足を止めずに。昨年の北海道マラソンではこの最終関門で応援をしていました。歩いているランナーも多く目の前で関門時間にタッチの差で及ばないランナーも目にしました。この時点でまだ14:00にはなっていない・・ようにみえた。これはひょっとすると念願の5時間を切るかもしれない。ここから勝負。心拍計200の走りです。以前ゴール前のごぼう抜きはみっともないのではと書いたことがありましたが今回はそんなこと言ってられない。大通りで右折するとゴールのゲートが見えます。もう全力疾走です。k6分を切るスピードで左端の比較的すいているスペースをゴールに向かいます。ちらりと電光掲示板を見ると14:00はすぎているかも。最近の私の眼はあまり頼りにならないしおまけにサングラスをかけているので確信はない。とにかく今できる限りの走りでゴールを目指す。そして両手を挙げて笑顔でカメラ目線。でも、最終近くなので機材撤収の準備作業中? とにかく無事ゴール。

残念ながら5時間は切れず

 

              Gross Time 5:00:59

                        Net Time    4:55:06

 

北海道Mその後につづく

みねごん どやがおです。
みねごん どやがおです。

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