第24回仙台国際ハーフマラソン速報

第24回仙台国際ハーフマラソンコース
第24回仙台国際ハーフマラソンコース

2014/5/16記

ハーフスタート付近
ハーフスタート付近

2014年5月11日仙台。

不安感でいっぱいのみねごんが第24回仙台国際ハーフマラソンのスタートラインにたっています。本来なら隣に奥さんがいたはずです。最後まで走ろうかそれとも棄権をしようか迷いに迷った末にここまで来てしまいました。札幌を出発するときは90%走らないつもりでした。それでも決断できずにとりあえずスタートラインについています。

この大会は2012年の第22回大会に出走しています。私が走り始めてちょうど1年後の初めてのハーフ挑戦の大会でした。今回不安感でいっぱいのみねごんですが前回も不安感でいっぱいでした。2012年この大会に向けて走り込みを続けていましたがまだ体が出来上がっていなかったせいか少し走りこむと右ひざが痛んでゾウさんの足のように太くなるのです。大会3週間前から整形外科で週1回のひざ関節の水抜き&ヒアルロン酸の関節内注入。走っているうちに右ひざが壊れるんじゃないかとやっぱり不安なスタートでした。どうもこの大会はめぐりあわせがよくないのかも。

開会前のセレモニーが進行します。2011年3月11日あの大震災で亡くなられた方々への1分間の黙とう。前回出場の2012年の大会でも黙とうがささげられたのですがず~~と後列のわたくしたちには進行状況が分からずゴール後に知ることとなりました。今回は司会のアナウンスがよく聞こえ進行状況がよくわかります。黙とう中なぜかジーンと目頭が熱くなります。2010年12月まで名取市に住んでいたみねごん。2011年1月札幌に転勤。その後の大惨事は他人ごとではありません。今回の大会スタートは魂を揺さぶられました。

さて、出発の時が近づきます。愛機Garmin君は最近GPSキャッチに手間取るようになってきたので早めにスイッチを入れています。でもなかなかキャッチしません。最近反抗的になってきたようです。結局号砲が鳴っても知らんぷり。あきらめてそのままランパンポケットへ放り込む。幸先悪し。この後ラップタイム確認はできなくなる。なお、ロスタイムは3分14秒。

 

一方の右手にはこれまた新兵器のiPhone。ランニング中の動画・写真を撮るためのアイテム 専用ケース装着が頼もしい(プロローグをご参照下さい)前回の伊達ハーフマラソンでも活躍。右手に握りしめてのランはそれほどの苦痛は感じずむしろ走りやすいかもです。今回のスタートの様子は3分近くの動画となっておりQちゃんの応援コールやら自衛隊のみなさんの応援吹奏楽団よく撮れました。また、スタート地点では武井壮が応援していたようでそれも動画に映っています。

さて、体調ですがスタート時点ではさすがに休養十分?なので体は軽い。時折咳が出るものの何とか走れそう。ところで今回はどこまで走ろうか?

無理して完走を目指しても体を壊しては何にもならない。とりあえず勾当台公園の折り返し地点7.7kmを目指す。第22回 初めてのこの大会では折り返し地点での雀踊りの応援を受けながら自分が主人公になったような気持ちで走った記憶があります。

今回初めて知ったんですがスタート1kmくらいからの新寺通りがやや登りになっていることに気が付きました。スタート直後なので前回はあまり気にならなかったんですが今回は体が敏感になっていたのでしょうか。その後JR線のガードレールまでは下りが続きます。22回大会とルートが変更になっており帰りは同じ新寺通を通ることになるのでやっぱり上って下ることに。特に呼吸が苦しくなることもなく順調に進みます。第一給水所東二番丁小学校前3.8kmに到着。いつもは給水は走りながらとりますが今回は気温も高いので歩いて確実な給水をとるようにしました。下手に走りながら給水してむせてしまうことを恐れたためです。

給水を終え青葉通りを左に曲がり西公園方面に向かいます。この青葉通りではトップランナーとすれ違います。22回大会でもこの辺でトップランナーとすれ違っており同じくらいのペースかな? それにしてもいまいましいGarmin君。こんな大事な時にへそを曲げてどのくらいのペースで走っているのか皆目見当がつかない。

青葉通りを進んでいくと西公園通りに。左手にはバイタルネットのみなさん一生懸命の応援。ここから大橋に向けて下りとなっていることもあり力が入ります。

大橋から広瀬川上流の眺望です
大橋から広瀬川上流の眺望です

大橋では気持ちのいい風も吹いてきます。5kmポイントが見えてきました。

5km地点です
5km地点です

5kmスプリットタイムは36分21秒。早速頭の中でペースを計算する。ロスタイムが3分ちょっとあったので実質5km33分くらい。つまり1km6分40秒くらい。いつもの練習ランと同じくらいのペース。このくらいでOK。順調なようです。呼吸はまだ整ってはいないものの通常であれば7kmくらいでゆっくりとした呼吸に変わるはず。もう少しのがまんがまん。

広瀬川を渡り国際センターを通過。仙台市博物館を左に見ながら右に折れ仙台第2高校方面へ。なんとか体の変調もなく再度広瀬川をわたって西公園方面へ。西公園通りを左に曲がり第二給水所へ。ここでも確実に給水。水を頭からかぶりスポンジで首筋を冷却。北海道マラソンでもこのスポンジで頭部への血液を冷やすことで元気が出ることを学びました。もう少しで定禅寺通りです。

定禅寺通りではお囃子のにぎやかの音が聞こえてきます。青森ねぶた、さんさ踊り、そして雀踊り、折り返し地点では竿灯もでています。東北のお祭り大集合です。東北全部でこの大会を盛り上げようとしている気持ちが伝わってきます。

ここではiPhoneが大活躍です。動画に写真を撮ることに熱中です。おかげで苦しさも感じません。応援って本当にランナーを支えてくれます。感謝です。

折り返し地点。第一関門です。ここはスタート61分後11:06が閉門時間ですが、わが愛機のストライキによってまったく通過時間がわかりません。まあとにかく無事通過したことは間違いないようです。問題は10kmの通過時間です。

定禅寺通りを無事通過。この後は10km地点を目指します。そこではタイムを確認できるはずです。西公園通りを南下し再度青葉通りに入ります。9km辺りで平常呼吸で走ることができるようになってきました。この調子であれば呼吸は問題ないようです。10km地点が近づいてきました。さっそくタイム確認の写真撮影のためiPhone起動。うん? 起動しない。どうしたiPhone。まったく画面が出てこない。タイム記録しようと思っても10kmでシャッターを押すことできず。あ~~なんて不運が続くんだろう。愛機Garminだけでなくお前まで反抗するのか。このあと動画も写真も撮ることは不可となりました。(ちなみに原因はバッテリー切れでした)

娘が撮ってくれた写真。13km付近です。青のTシャツがみねごんです。
娘が撮ってくれた写真。13km付近です。青のTシャツがみねごんです。

不安はあるもののなんとかスタート地点の陸上競技場までやってきました。ここでリタイヤしてもスタート地点なので安心と思っていたところ奥さん&娘の黄色い声援が…。思わず力が入り先を進みます。しかしここは考えどころ。仙台陸上競技場のある宮城野原運動公園を一周すると卸町方面へとスタート地点から遠ざかっていきます。無理をしてリタイヤするとちょっと面倒なことになるなと思いながらも優柔不断なみねごん第2折り返し地点に向かいます。この公園一周すると15km地点。いつも練習ランでは16km走っているのでここまではなんとか来たもののだんだんダメージがたまってくるのがわかります。やっぱり半月のブランクがきいてきます。おまけに15kmすぎの跨線橋のアップダウンは脚にきます。やや前傾姿勢で歩幅を短めに先を急がず上っていきます。やっぱりここからが勝負のようです。折り返し地点までの遠いこと。やっとのことで17.6kmの第2折り返し地点を通過。さっぱり自分のペースがわからないものの私の後を走るランナーも少なくはないようです。後日速報値を確認すると15~20kmは7分15秒ほどでかなりのペースダウンでした。折り返してから500mほどの地点を走っていると突然後ろから救急車のサイレン。係員が道をあけるよう指示が聞こえます。何事かと思っていると前方の緑地分離帯に倒れているランナーが。それとなく見ると私と同じくらいの年恰好の男性。この暑さで熱中症になってしまったのだろうか?そういえば私もちょっと朦朧としてきたような。こんなところで倒れてはいかん。急がずゆっくりと完走を目指そうと自分に言い聞かせます。最後の坂道あの跨線橋までやってきました。ここからはあと1kmちょっと。周りから「最後の坂道だ。焦らず確実にはしれ!!」のコール「まだ間に合うぞ! いい走りだ!」などの的確なアドバイス。ん?まだ間に合う?ということは結構すれすれペース?急に不安になる。

かおなしが走ってきます
かおなしが走ってきます

それにしても頑張りました。車道から陸上競技場に入る道までやってきました。前方には「かおなし」の着ぐるみを着たランナーが。かおなし? これ第22回でも遭遇したような。確かその時は土壇場で抜かれてしまった記憶があります。それにしても尊敬するのはあんな着ぐるみを着てマラソンを走るランナー。ベストのコンディションでも難しいマラソンをあんなものをまとってよく走れるものだと感心します。今回はヘロヘロ状態なので結局どちらが先にゴールしたのかわからなかったものの私の応援団長の長女の弁ではおとうさんがチョイさしで抜かしたようだとのこと。そうですか。リベンジをしたのですか。でも喜ぶほどではないか。

かおなしの後ろを青のTシャツみねごんが追います
かおなしの後ろを青のTシャツみねごんが追います

この写真ではまだ「かおなし」の後塵を拝しているようですがトラック内では最後の力を振り絞りました。周りからはやっぱり「まだまにあうぞ~~。いそげ~~~。」のコールが。ちらっと電光掲示板を見ると2時間29分~~秒。とにかく制限時間2時間30分以内でゴールしたようです。

どうですこの勝ち誇ったようなみねごん。

↓でも、本当はこんな状態でした

結局時間は2時間29分35秒

閉門時間の25秒前に通過。

相変わらずのスリル満点の

仙台国際ハーフマラソンでした。

 

それにしても奥さんごめんなさい。

お互い早く風邪を治して

次の千歳JAL国際頑張ろうね・・

 

第24回仙台国際ハーフマラソン速報 

おわり