第24回仙台国際ハーフマラソン プロローグ

2014/5/15記

2014年5月11日仙台。

不安感でいっぱいのみねごんが第24回仙台国際ハーフマラソンのスタートラインにたっています。本来なら隣に奥さんがいたはずです。最後まで走ろうかそれとも棄権をしようか迷いに迷った末にここまで来てしまいました。札幌を出発するときは90%走らないつもりでした。それでも決断できずにとりあえず出走準備を整え仙台に移動。でも奥さんは出発2日前に出走を断念。

 

そのいきさつは半月ほどさかのぼります。

4月24日(木)いつものように近くの野幌森林公園付近を16kmJOG。4日前の伊達ハーフマラソンを自己ベストで完走し充実感の中でのJOGです。2日前の疲労抜きランではまだ体が重く今一つの調子でしたがこの日は天気も良くまずまずの調子でした。3日後の27日にもう一回16kmをこなし、28日からは二男がこの4月から転居した御殿場のアパートに様子をうかがいに。帰札は5月6日。そこで今回の楽しみは御殿場で富士山を眺めながらの奥さんとのランデブーJOG。2回ぐらいは楽しめそう。帰札後は大会3日前に調整ランを入れて仙台に乗り込もうと完璧と思われるアクションプランを立てていました。

 

ところがこれが大会前の最後のランになるとは・・・・・(T_T)

16kmJOGの次の日。ちょっとのどに違和感。確か昨年の北海道マラソンの前日にもこんな感じがあった記憶が。でもそのときはナーバスになっていたのかもしれません。結果的には当日問題なく出走可能でした。こんな時はお酒を飲んでお風呂に入って今日は早めに寝るのに限る。次の日はきっと回復しているだろうと希望的観測。でもやっぱりのどの痛みが続きおまけに咳まででてきます。そして御殿場移動の前日。やっぱり回復する様子はありません。大事を取って当初の練習ランは中止。奥さんは一人で練習ランに出かける。今回の大会は奥さんの初ハーフ。奥さんの地元開催で姉夫婦も応援に駆けつけることもあり力が入っています。私は伴走に徹してなんとか奥さんが完走できるようにサポートをと思っていました。

御殿場移動の日です。よくなるどころかますますひどくなります。頭痛までするようになりました。あわてて近くの開業医さんに診てもらい抗生物質と症状緩和のお薬を処方してもらう。

フェリー船室にて
フェリー船室にて

昼頃から苫小牧フェリー港まで車で移動。そして夕方大洗フェリー港へ向けて19時間の船旅です。その夜は最悪でした。鼻が詰まり息ができない。口で呼吸をすると空気が乾燥しているせいか口の中はカラカラ状態。身の置き所がないくらいの苦痛で眠るどころの騒ぎではない。起きているときは苦痛は少ないものの咳は続きます。翌日午後大洗フェリー港着。その後車で3時間半を掛け夕方御殿場着。

御殿場のアパートの窓から富士山が
御殿場のアパートの窓から富士山が

崩れるように布団の中に。呼吸困難は3日3晩続く。こんな調子で富士山を見ながらのJOGはあえなく幻となりました。今考えるにこの呼吸困難風邪のせいばかりではないようです。薬の能書を見ると副作用に呼吸困難が。そんな最悪の状態で御殿場ではアパートの天井とにらめっこの日々でした。それでも窓から時折富士山の素晴らしい姿を見ることはできました。ところが今回の不幸はこれで終わりではありません。今度は奥さんに私の風邪がうつってしまったのです。同じルートで帰札中に奥さんを苦しめることに。仙台国際ハーフマラソンあんなに楽しみにしていたのにこんなことになるなんて。

受付会場の仙台市役所
受付会場の仙台市役所

帰札後私の風邪は少しずつではあるが回復の方向に向かっていることは間違いないものの奥さんの方は悪化の一途。それでもとにかく仙台まで2人で移動することに決定する。

仙台空港に着くと奥さんは姉夫婦のご自宅で安静状態。私は受付を済ますため仙台市役所へ。市役所入口にはガードマンが入館をチェックしており、ランナー以外は立ち入り禁止。最初は一般男子受付、そして一般女子ハーフ受付。奥さんは出走をあきらめたためその場でRSタグ(ラップタイムを記録するためのICチップ)を返却。

参加賞のTシャツ
参加賞のTシャツ

その後、参加賞のTシャツを受け取るため市役所向かいの勾当台公園市民広場へ移動。特設ステージでは東北のお祭り青森ねぶたでしょうかイベントで盛り上がっています。お祭りの太鼓と笛の音は心を高揚させます。それまで出走はしないつもりでいましたが急にその気になってきました。その夜、姉夫婦のお家で歓迎の宴をしていただきましたが、まだ走るかどうか決めかねています。相変わらず決断力のないみねごんです。取りあえず大会当日会場まで行くことにしました。会場には娘も応援に駆けつけてくれるとのことです。しかし自分の体のことだけでなく気がかりは奥さんの健康状態。一番つらいのは私が風邪を移してしまったにもかかわらず一切奥さんの口から非難めいた言葉がなかったことです。おまけに大会当日は仙台在住の娘も来るので奥さんも一緒に行くというのです。

娘との待ち合わせ場所総合案内
娘との待ち合わせ場所総合案内

当日の天気は最高。快晴で湿度約40% 9時の気温は18℃。最高気温は22℃でやや暑いくらい。総合案内のあるこの場所はB/C/D各ブロックの集合場所となっています。 9:05からDブロックの集合が始まります。もし走るのであれば早めに集合しなるべく前の方の位置取りした方がGoodです。この差でスタートまでのロスタイムが決まります。

Dブロック集合場所付近
Dブロック集合場所付近

そんなことを考えているみねごんはもう半分以上走る気でいます。でも時折咳が出ます。こんなんで完走できるのでしょうか? もし咳込んでしまったら・・・、半月全く走っていないのに21.0975kmの走りに筋肉がついていくのか???

そんな心配をしている間にDブロックのランナーはスタートラインに向かって移動開始です。

第24回仙台国際ハーフマラソン速報につづく

付録)今回の重要アイテムについて

今年から活躍しているiPhone用のケースです。背面に輪が付いたケースでランニング中落下の危険性が少なく動画・写真を撮るのに便利です。スマホを持ったままでも走行中ストレスは感じません。

ただ、今回の大会はこのアイテムの価値半減となってしまいました。詳しくは第24回仙台国際ハーフマラソン速報をご参照ください。

愛機Garmin君(forerunner210)のなれの果てです。樹脂製のバンドが切れてしまいました。付け替え用のバンドは販売していないそうです。その為今回は手首に装着できずランパンのポケットで働いてもらいました。ところが本番ではいうことを聞かないんです。本当に今回は恵まれない大会でした。