第38回白糠町ロードレース大会

2017/3/19

 

今シーズン初大会です。

いつもはシーズン最初の大会として伊達ハーフマラソン(4月第3日曜日開催)に出走していましたが今回は白糠町ロードレース大会10kmです。

なぜ白糠?

私の生まれ故郷は白糠町の西庶路というところです。小学校の6年生まで住んでいました。そのため以前からこの大会は気になっていたのですが何せ道東の3月。ランニングシーズンとしては寒すぎるのではないかとのイメージがあり二の足を踏んでいました。ところが昨年同郷のラン友から札幌で同期会があるので参加しないかとのお誘いがあり喜んで出席させていただきました。その際西庶路在住の同期の方との縁も復活。そんないきさつもあり今年のシーズン走り初めとしてエントリーしました。

 

札幌からJRで奥さんと白糠駅まで約4時間かけて前日移動。

コースの下見はできないにしても会場近くの下見くらいはしておいたほうが良いと思い

宿泊ホテルから歩いて会場まで。思ったより距離はない。600mくらいか。大会前日午後の総合体育館近辺は閑散としており本当に明日大会があるのか心配になるくらいである。体育館にはいると玄関わきには明日使われると思われる距離表示標やら備品がさりげなく置かれておりどうやら間違いなく開催されるようだ。係員に会場の下見に来た旨説明し体育館内を見学する。ロッカー室やらシャワー室もあるようで明日使えるかどうか係員に尋ねると今現在は不明なので明日まで確認するとのこと。体育館の敷地内だろうかすぐ近くには温水プール&温泉もあるようだ。明日のスタートは10:30。予約した帰札のJRは白糠発13:58。ゴール後にシャワーor温泉、昼食の心配をすると決して余裕があるとは言えない。まぁ明日考えよう。ところで今晩は同期の方8名集まっていただき再会の宴です。白糠の海の幸堪能しました。それにしても最近のメールやらSNSの発達は人と人の関係を広げてくれるツールであること再認識です。

 

 さて大会当日です。

早朝から好天に恵まれスタート前の気温も5.3℃。最高気温も8.0℃と当初の心配をよそに最高のコンディション。10km、5km、3kmに815名のランナーが参加したそうです。奥さんも今回10kmにエントリーです。

みねごん一家(私と奥さんだけですが)は屋内体育館の一画にベースキャンプ設営。

今回の作戦を練ります。

今回のレースの目標ですが気持ちよくかつ今のレベルでの最高のパフォーマンスを発揮すること。1月2月3月と雪の上でのトレーニング。どうしてもペースは上がらないし息切れもひどい状態でした。昨年のシーズンから比べると走力がダウンしたのではないかと不安でした。大会1週間前レースペースで10km走ってみようとしましたが息切れがひどく4kmでダウン。それもk7分以上のスローペースなのに。こんなはずではないと大会三日前に通常シューズに履き替えて10km。1時間9分かかりましたがやっと完走。やはりシューズと路面状況でだいぶ変わってくることを改めて自覚。こんな状態だったので今年の最初の大会としては何より気持ちよく走ることが一番の目標です。

そこで今回の戦略です。

コースの下見はできませんでしたが、コース略図をみると海とは逆方向の折返し地点に向かうので多少の上りはあるものの地形から言って山に登るほどではないはず。行きが上り、帰りが下りの比較的走りやすいコースと推測。それであれば前半無理をせずに主観的運動強度11「楽である」~13「ややきつい」の間で距離を刻み後半あげられるだけ上げてみる。こんなざっくりした戦略。問題はずっと冬道を走っていたので一定のリズムのニコニコペースを刻むことができるかである。大勢に流れやすいみねごん。スタート早々レベルの高いランナーについて行ってしまう悪い癖。特に今回は奥さんも10km出走するので抜かれたら沽券にかかわるなどと変なプライドを出さなければよいが。なんて考えているうちに出走時間が迫っています。慌ててベースキャンプからスタート地点に移動。途中奥さんとは「今回は自分のペースで」を確認する。奥さんも今年中にフル完走を目標にしているので結構走り込みをしている。しかし自分のペースをつかみきれていないようなので今回の大会では自分のペースを確認することが一つの目的です。

 

 

スタート前
スタート前

スタート地点に到着するともうすでに皆さん集合。結局最後尾に陣取る。

10:30 号砲。 

みねごんいつものように愛機ガーミン君のスタートボタンをピッ。マンモス大会とは違いスムーズにスタートです。スタートライン通過でラップタイムボタンをピッ。ロスタイムは15秒程度。意識してゆっくりペースでスタート。総合体育館からロの字に一回り(約1km)してから内陸の折り返し地点に向けて進みます。

2.5km付近
2.5km付近

当初の予想では緩やかな登りを想定していましたがいくつかの丘を越えていきます。風は強くはないもののアゲインストです。風のことを考えると復路はかなり楽になりそう。スタート2kmあたりから呼吸は安定してきたのでこのリズムで進む。奥さんもついてくる。周りのランナーに抜かれても一定のリズムを意識して周りの景色を見ながら余裕です。このあたりの原野は雪で真っ白です。

折返し地点への分かれ道
折返し地点への分かれ道

 

直線コースを3kmほど進むと第1折り返し地点に向かう道が見えてきます。ここを左に曲がります。

ちなみに奥さんはピンクのTシャツですが私の前方を走っています。順調のようです。

白糠町ロードレース大会第1折返し地点
第1折返し地点

どの大会でも思うのですが折り返し地点近くではランナーを正面から見れるので安心します。知った顔がないか目で追ってしまします。ラン友でこの大会にエントリーをしたという情報はないのでまず会うことはないとは思いながらも探してしまいます。

折返して次の第2折り返し地点に向かいますが私より後ろを走っている人は決して多くはありません。この時点でペースはK6分20秒前後でしょうか。

白糠町ロードレース大会第2折返し地点
第2折返し地点

第2折り返し地点はスタート地点から6kmで標高も一番高い地点になります。わが愛機ガーミン君によると標高28m。スタート地点は標高4mとなっているので24m登ってきた計算になります。ここを折り返すと下りでかつフォローの風。ここからは自然にペースも上がります。K6分を切っているようです。走り方も歩幅を狭くしてリズムを少し早くしてみたり、股関節から大きく脚を振ってみたり、腸腰筋に意識を集中してみたりいろいろ試しながらの走りです。

ゴールに向かって
ゴールに向かって

奥さんも相変わらず順調で私の前を走っています。ゴールまで2kmの地点までやってきました。少し余裕があるので昨年の別海町パイロットマラソンの40km付近からのラストスパートでの走り方「スイング走法」を試してみる。私のように胴長短足のランナーに向いているらしい。鈴木清和著「ランニング3軸理論」による走り方で左右の股関節を貫く水平の軸をイメージしてこの軸を中心に脚をスイングする走法です。スピードは出るのですが私は息切れします。今回は多少余裕があるのでこれでラストスパートです。K5分30秒くらいから最後の1kmはK4分55秒でフィニッシュ。当然奥さんを置いていきました。

ゴール後振り向くと奥さん
ゴール後振り向くと奥さん

と思ったら7秒後には奥さんもゴール。

やっぱり奥さん底力ありそう。。。

 

1時間を切ることはできませんでしたが、今シーズン初大会としては上々です。

 

ところでこの大会今年38回目とのこと。道内の大会の中でも歴史のある大会です。あの別海パイロットマラソンも今年39回目。

 伊達ハーフマラソンが今年30回ですからそれよりも古いことになります。ランナーも学生さんやらランニングクラブ所属の方の割合が多いように感じました。

 

 

 

 

 

ちなみに男子50歳以上の部で完走者128名中110位でした。

やはり全体的にレベルが高かったようです。

 

それでも天気に恵まれたこともあり大満足の白糠町ロードレース大会でした。

 

関係者の皆さんに感謝です。

 

大会当日のブログはこちらです。

【大会を終えて】

走り終えて体育館では表彰式、抽選会などが行われました。結構な人数が景品をいただいていたようですがみねごん一家いつものようにかすりもせず・・・。

気になっていたお風呂と昼食。

温泉に行くには時間が少ないのでとりあえず着替えのためロッカー室に行ってみるとシャワーやらトイレやらもある。シャワー室お湯は出るがその水量はちょろちょろ。シャワーを浴びることは無理なようだがタオルで体をふくくらいはできました。

昼食は白糠駅ちかくのお蕎麦屋さん「さんわ」で鴨南蛮をいただく。走った後には汁ものが一番。おいしくいただきました。

 

参加賞のカレイ3枚セット。
参加賞のカレイ3枚セット。

帰札のJRではちょっと甘いものということで近くの「とら信」でぼたもちを購入。ついでにおみやげ「たんたかたん」も購入。鍛高譚(たんたかたん)という白糠名産の赤しそを主原料とした焼酎が入っている和菓子です。ちなみに「たんたか」とはアイヌ語でカレイ科の魚のことだそうです。

 

そういえば参加賞はカレイの3枚セットだったっけ。

 

 

 

2017/3/23 記