第20回日刊スポーツ豊平川マラソン

2017年5月5日(金)

 

 今年白糠町ロードレース大会10kmに続いて2レース目が「日刊スポーツ豊平川マラソン」ハーフです。この大会はみねごん初めての出走です。

 

 豊平川河川敷をコースとした大会はこのほかにも「みどりさわやかマラソン」「札幌・豊平川市民マラソン」「夕涼みマラソン」「札幌マラソン」「健康マラソン大会」「北海道すこやかマラソン大会」「北海道ロードレース」「さっぽろさよならマラソン」などがあります。比較的フラットですが侮れません。河川敷なので当然上流から下流に向かうのは緩やかながら下りですが下流から上流は上り。しかしその勾配は目視では微妙。

今回の大会はスタートの真駒内屋外競技場から折り返し地点東橋までは下り、ゴールに向かっては微妙な上りであまり好きなコースではありません。

  2011年6月から走りはじめ、10月初めての大会が札幌マラソン10kmでした。豊平川河川敷コースでしたが河川敷そのものの距離は短かったので気になりませんでした。ところが翌年5月に仙台国際ハーフを完走した勢いでフルマラソンてどんなもの? なんてお調子者のみねごん7月の「札幌・豊平川市民マラソン」フルにエントリー。この微妙な上りと下りにノックアウト。二度とフルは走らないと心に決めた大会となりました(ソノゴハシッテマスケド)

そのトラウマが今でも・・・。

日刊スポーツ豊平川マラソン大会会場 真駒内屋外競技場
真駒内屋外競技場

今回は奥さんも一緒に走ることに。彼女は何回かハーフは走っていますが今年の目標はフルを走ること。いつになく頑張ってトレーニングを続けています。

 そこで今大会に向けて戦略を検討。

奥さん10月の東北・みやぎ復興マラソンフルの完走が最終目標。

しかしフルで21km以降の体力が続くかどうか?未知の世界です。今回はフルのゆっくりペースで走ったら21kmのゴールでどんな状態か確認することです。レースペースはたぶんK7min~6min30secか?

 

ところで私は?

昨年ハーフは4月の伊達ハーフ2時間11分42秒、5月のノーザンホース2時間04分23秒なので大体そんなところか?

あんまり苦しくない程度かつ今年のフルはできれば平均ペースK6分30秒~20秒くらいで走りたいので今回は2時間15分くらいで走れればいいかと無欲のみねごん。

 

スタート前
スタートはDクラス

会場正面の荷物預かり所近くにベースキャンプ設営。事前受付を済ませる。

天気は晴れ。スタート前の気温約20℃。風は南風。

このころの札幌としては暖かく桜も見ごろでコンディションとしては最高。と思っていましたが…。

 

さてスタート10分前にDブロックに整列。奥さんはEブロックです。

今日は気持ちよくタイムを気にしないで気楽に走ろう。そんな余裕のみねごん。

9:50 スタート号砲です。

スタート地点への集合がぎりぎりだったせいもありロスタイム1分弱。競技場を出て一度真駒内公園を一周します。

初めの1kmは渋滞やら上りのせいでしょうかそれとも体がまだ準備状態なのでしょうか

7分13秒の入りです。

何人か見知ったラン友が私を追い越していきます。

 

2kmは6分41秒。

昨年の別海パイロットマラソンのペースと同じです。

真駒内公園を一周し五輪通の下をくぐり真駒内アイスアリーナを右に見ながら住宅街の道に進む。この部分は今年変更されたそうです。

 

そして

3kmは6分08秒。

ちょっとオーバーペースか? でも下りだし…

住宅街を通過。上り坂を上がって豊平川堰堤へ。

 

4km 6分15秒。

まだ飛ばしすぎ。左手には豊平川が。水量は雪解け水だろうかかなり多く流れも急だ。風もやや強い。幸い追い風だ。川に沿って風も流れているのだろうか。時折巻いているのかもしれない。急に向かい風になったりもする。しかしおおむねフォローの風で走りやすい。

 

5km 6分21秒。

まあしばらくはこのペースで行くことに。今日は比較的気温も高めなので給水ポイントでは確実に給水。水&スポドリは必ず補給。

 

9km 6分42秒。先ほどの給水の為ペースダウンするもその後も順調に折り返し地点まで

6分10秒台で刻む。

 

そういえばうちの奥さんどうなった?

折返して300mほど行ったところで奥さんと目が合う。

え~~ずいぶん早いじゃん。あれほど「ゆっくりフルのペースで刻むんだよ」って言っていたのに。私だって結構飛ばしているほうでかつスタートはDとE。

ひょっとして私よりペースが速い?

大会終了後確認したところ時計を見ないで走ったとのこと。

復路は微妙な上りなのでついてこられるのだろうかなんて心配になりましたが、みねごんもちょっとペースが落ちてきたような…。やっぱり上りのせいか。人間の体って正直です。こんなちょっとした上りでも体が前に進んでいないような気がします。

前方に見知ったラン友の背中が見えます。歩いているようです。声もかけず通過。声をかけると自分の心もおれそうだったからです。ラン友が大きな声で声をかけてくれました。私は左手を上げて答えますが声は出ません。だんだん苦しくなってきたのです。

後ろから奥さんが追っかけてくるような気がします。

 

14kmくらい進んだでしょうか、突然右の肩をポンとたたく人がいます。

げっ!!奥さんじゃありませんか。

この上り坂なのに体の動きが軽やかです。そのまま私を置いて先に行ってしまいました。15kmの給水で時間を取ったあとはみねごんK7分オーバー。

やけに気温が高く感じる。大会後に確認したところによると24℃くらいまで気温が上がったようです。というよりも奥さんに抜かれたことがショックだったのだろうか。いつやめようか、歩いたら楽になるだろうなとか、おなかがすいてきたよな~~とか。でも一度歩いたらこころが折れることは十分知っている。足を止めてはいけないと自分に言い聞かせるもその後はほぼK7分台の失速ラン。こんなつらいハーフは初めて。大会前はハーフならなんとでもなると思っていました。新しいフォームを試してみたとしても、前日アルコールを飲んでいようがなんとかなってしまいます。今までは…。

ところが今回はちょっと様子が違います。

ゴール手前の競技場脇上り坂は涙をこらえて必死に上ります。

そして屋外競技場 ゴールに向かって必死の形相フィニッシュ。

 

結局最後まで奥さんの背中を見ることはありませんでした。

 タイム:2時間21分55秒

 奥さんに遅れること約3分。

 

とうとうきました。

私が恐れていた奥さんに抜かれる日が・・・。

 

世の男性ランナーの皆様

奥さんをこの世界に引き込むときは覚悟召されよ。

  

次一緒に走るのは10月1日の東北・みやぎ復興マラソン(フル)。

もう少しトレーニング頑張ろう。

 

 

2017年5月10日 記

 

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