オホーツク網走マラソン2023

 

2011年から走り始めて今年で12年。

走り始めの年の目標はゆっくりでも良いから10km走り続けることでした。

次の年はハーフマラソン完走目標。

そして2013年フルマラソン完走目標にしてラン歴を重ねてきました。

ゆっくりでもいい、歩かず目標の距離を走り続けることが「完走」と考えていました。

 

しかしコロナのせいか、はたまたお齢のせいか最近のみねごん走り続けることができない。

特にスタート直後。

以前は4~8km走ると呼吸が楽になりどこまでも走り続けそうな気になっていたが最近は数十メートル走るとウォークが入ってしまう。

気力が落ちてしまったのか心肺機能が落ちてきたのか。

それとも血液ドロドロで血の巡りが悪くなったのか・・・。

 

オホーツク網走マラソン2018の4:53:41(net)以降の足跡を見ると

2019年わっかない平和マラソンDNF、

同じ年の第9回神戸マラソンでは6:15:08(net)。

特に神戸マラソンでは完走とはいっても後半はほぼ歩きでやっとの思いでたどり着いたゴール。

 あれから4年この調子では前期高齢者最後のシーズンでのフルマラソン完走は無理か?

そこで最後の望みを道内で最もゆるい制限時間6時間30分のオホーツク網走マラソンにかけることにした。 

完走の定義は人それぞれかもしれないが、

少なくとも制限時間内にゴールしないと話にならない。

関門制限時間を見てみると、

 

第1関門(14.4km) 2時間20分(ペース:9min43sec/km) 

第2関門(29km)       4時間25分(ペース:9min08sec/km) 

第3関門(35km) 5時間20分(ペース:9min08sec/km) 

Finish(42.195km ) 6時間30分(ペース:9min14sec/km)

 

とりあえず平均ペースが8min/km台であれば大丈夫そうだ。

しかしみねごん最近の約10km走(歩いたり走ったりのチンタラ走)は平均8min30sec/km。

そこで大会10日前自宅から北広島方面の約30kmチェック走&歩をしてみると9min20sec/kmもかかった。

 

マラソンというよりマラニックに近い。 

 気を取り直して大会3日前に気持ちよく走りレースにつなげる10km走(+歩?)。

平均ペース7min45sec/km。

 最近のみねごんはゆっくりでも歩かず43.195km走り続けることは難しい。

そこで最初から歩くことを前提に戦略を考えることにした。

 今までのレースではオーバーペースにならないよう意識してゆっくり長く走り続けることを心がけていたが今回は「気持ちよく走り苦しくなれば歩く」これでいこう。

しかし歩きの時間が長くなると次の走りの意欲が下がってくる。

なのでちょっとでも楽になったらまたすぐ走る。これを繰り返していけばどうなるか。

常識的にはイーブンペースが一番エネルギー効率が良いとされているので歩いたり走ったりした場合フルマラソンの後半がどんな状態になるのか見当がつかない。

ただ、この大会エイドが充実しているのでエネルギー補給は比較的楽にできそう。

 

完走目標にあたって注意することはペースだけではない。

みねごんは足の攣りとふくらはぎの肉離れを時々経験する。

今シーズンも練習ランで肉離れを1回経験。

ふくらはぎの筋肉が固まり痛みがひどく走行不能になる。

肉離れはフォアフットが原因と思われので今回は極端なフォアフットを控えたほうがいいかもしれない。

足の攣りは北海道マラソンで何回か経験したが一度攣るとどうしようもない。

その時は水ばかり飲んでいたためミネラル不足だったようだ。

対策として塩飴を多めに持参しこまめに補給することとする。

幸い網走マラソンは約2.5km置きに給水所があるのでスポーツドリンクを持たなくてもいけそうである。

今回は何としても完走が第一目標なのでいつも持参するビデオも持たずアミノ酸入りジェルと塩飴そしてスマホのみ。

極力身軽な格好で歩きを前提に完走を目指そう。

 

前期高齢者最後のフルマラソンに向けて網走にGo!

2023年9月24日(日曜日) 

天候:晴 

スタート時気温:17℃ 

最高気温19℃ 

湿度:約60%

 絶好のマラソン日和。

 

7:30a.m 

ホテルを出ると意外と風が冷たい。

タイツ、長袖を用意するつもりでいたが持ってくるのすっかり忘れてしまった。

上は「野幌森林公園を走る会」のオレンジ色のTシャツ、

下は手持ちの中で一番ショートの黒のランパン。

防寒用として上下のジャージを着用。

スタート地点でジャージを脱いで荷物預り所に預けるつもりだ。

約2.5kmを網走駅前のホテルからスタート地点網走刑務所前へ奥さんと歩いて移動。

途中 作・AC北海道の監督作田さんとそのグループとすれ違う。

今回もペーサーを務められるのだろう。

作田さんから今回の目標タイムは?の質問に

笑顔で「完走!」

 

作田さんは毎回ゴール付近で最後の声援を送ってくれるが果たしてお会いすることができるだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8:45 a.m.

 

スタートの号砲。

 

網走刑務所前を約2,000人のランナーが東京農業大学学生さんたちの演奏するブラスバンドの応援を受けながらスタート。

Gグループのみねごん夫婦 ロスタイム27sec。

制限時間が緩いせいか緊張感よりもワクワク感の方が大きい。

天気もいいし体の動きも練習ランの時とは違い軽く感じる。

最近のみねごんトレーニング後中2日空けると疲労が抜けるようだ。

網走市内のコースを約4km先の第一エイド(カニ汁)を目指して進む。

途中ちらりとGarminを見ると6min/km台で進んでいる。

心拍数も140bpmと練習ランとは違いやや高め。

その割に主観的な負荷は高くはない。

奥さんは最初は並走していたがどんどん先に進んでいく。

いつものことながらこれについていくと地獄が待っている。自重自重!。

さて第一エイドではカニ汁を1口、2口いただき5~6kmから始まる激坂へ備える。

この激坂2018年のレースではゆっくりでも足を止めずに走り切った記憶があるが、今回は無理をせず歩きを時々入れる。

それでも平均ペース8min/km程度か。

しかし楽をしすぎると心拍数が下がりすぎ逆に走る意欲がダウンするので心拍数120bpm台になったら140bpm台まであげ調整しながら進む。

その後のアップダウンでも7min/km前後で当初の想定ペースよりも早いペースで順調に。

道道76号線から能取岬への下り坂は最高のビューポイント。

景色はいいし折り返しのランナーとも顔を合わせることができる。

舗装路から芝の上を走り能取岬の灯台を見ながら折り返し。

そして第一関門(14.4km)制限時間約30min前に通過。

奥さんはもう視界から消えてしまった。

エイドではアンパン、牛乳をいただく。

 第一の大きな関門は問題なく通過できた。

あとはこのペースをどれだけ持続できるかが勝負。

道道76号線に戻り右手に折れるとここからは緩い下り坂。

 この辺りは右手に能取湖をみながら自分のペースで淡々と進む。

下り坂といって調子に乗ってペースを上げると次の折り返しの上り坂が苦しくなる。

 塩飴を口に入れながら2.5kmごとの給水所で口をゆすぎ進みます。

この辺りは何とか7min/km台キープ。

第二折り返し地点手前で奥さんとすれ違う。元気に走ってる。

29kmの湖畔広場入り口ではシジミ汁をいただく。塩分補給。

貯金約35min。14.4kmより5minほど増えている。

30kmでも7min/km台で粘っている。

次は最後の関門35km地点。

この地点での貯金は42minに増えている。

ふくらはぎの肉離れや下肢の痙攣の兆候はない。これはいけるかもしれない。

ここでは天童市スペシャルエイドのマスカットをいただく。

前回大会では口の中でジュースのみを飲み込み繊維質は吐き出した。

今回はダメージが少ないのできちんといただく。

 

問題はここからだ。

高低図では大したことがないが最後のサイクリングロードのアップダウンが残り少ない体力をそいでいく。

歩きの時間が長くなり8min/km台後半までスピードダウン。

40kmあたりから大曲湖畔園地にはいるがゴールまで残りの2kmはやけに遠くに見える。

 前回はこのあたりで後ろから5時間ペーサーの一団が追いついてきたのでそのリズムに合わせてついて行ったが、今回はマイペースでいくしかない。

マイペースとはいっても走るというよりとぼとぼ歩きだが。

 

半べそ状態で前を見ると「あれ? 作田さん?」

作田さんが私のTシャツを見つけて「野幌森林公園を走る会」応援してますよ!」と握手で激励していただく。

よし最後の気力を振り絞るぞ・・・、でも脚が言うことを聞かない。

それならとスマホを取り出しその辺を撮りながらゴールに向かう。

いつもゴールを祝福してくれるひまわりさんたちは今年は顔を下に向けている。

ゴール前でエリック・ワイナイナさん、YouTuberこわだくんとハイタッチしたのがビデオに残っているが全然記憶がない。

でもなんとか時間内ゴ~~~ル。

 

【結果】 

5:39:17(グロス)

5:38:50(ネット)

 

ちなみに奥さんはみねごんの13min前にゴールしたそうです。

   

6時間30分と緩い制限時間に加え天候にも恵まれ完走率は96.17%(1882名/1957名)でした。

オホーツク網走マラソン2回目の参加でしたが景色もいいし、エイドは充実しているので楽しく走り切ることができました。

ただ、5年前のサブ5から小一時間のタイムオーバー。

コロナ期間の練習量と質のダウンそして加齢には勝てませんでした。

まぁでも楽しく走れたことは何よりです。

それと今回感じたことは遠慮なく前半から歩きを取り入れたせいかゴール後のダメージが少なかったこと。

ホテルに帰ってきても網走市内を買い物でうろついたりする体力が残っていました。

 

今年の大会はオホーツク網走マラソンで終了です。

来年からはみねごん後期高齢者の仲間入り。

今後もけがせず歩いたり走ったりでレースを楽しみます。

 

2023/10/1 記

レース中画像をとることはできませんでしたが

スタート前とゴール直前の画像が撮れましたのでまとめて動画を作成してみました。

視聴時間約2minです。